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(二) 山口由太郎作の千代鶴運壽鉋


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 この千代鶴運壽鉋は、東京の鉋鍛冶について大変詳しかった故2代目正芳(湯沢昭男)からお聞きしたことによると、山口由太郎作とのことです。この鉋鍛冶については、経歴はよくわかりませんが、昭和42年の東京都鉋製造協同組合会員名簿に載っている人で、当時東京の足立区興野町の山口鉋製作所というところで、問屋銘の鉋を多く鍛っていました。本人の持つ銘は「兼晴」でした。いつの頃から、千代鶴運壽鉋を鍛っていたかは不明です。

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 この鉋鍛冶の鍛った千代鶴運壽鉋の特徴は、鉋刃は厚く、銘を打ったところの鉋面がほぼ平らです。ここの部分の厚みを取らないと鉋は重くなります。もう一つの特徴は、登録商標 千代鶴運壽と打たれた刻印の左横の花押の形と鉋頭の丸みにあります。

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