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(三) 尾島功大作の千代鶴運壽鉋



功大1




 この千代鶴運壽鉋は、尾島功大作です。この鉋鍛冶についても経歴はよくわかりませんが、昭和42年の東京都鉋製造協同組合名簿によると、当時東京の足立区北鹿浜町の輝明鉋刃製作所で、問屋銘の鉋を多く鍛っていました。本人の持つ銘は「松雲」でした。

ある問屋の社長からお聞きしたところによると、最後に千代鶴運壽鉋を鍛った田中昭吾の前に、千代鶴運壽鉋を鍛っていた人のようです。


功大2

 この鉋鍛冶の鍛った千代鶴運壽鉋の特徴は、山口由太郎作と同様に鉋刃は厚く、銘を打ったところの鉋面に浅く縦筋の模様が入り、その部分の厚みを少し取ってあることです。つまり、厚みを抜いてあることです。そして、花押が打たれてないことと、鉋頭の丸みが山口由太郎作と比べると、ゆるやかな丸みになっていることです。


功大3

功大4




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