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むすびに



 図らずも下町風俗資料館で両刃鋸が描かれた「鋸の目立」図を発見し、前回「新発見/両刃鋸の出現時期について」と題して記述したのが契機になって、今回は「鋸目立て専門職の誕生について」と題して発表することができました。

 今までほとんど語られていなかった「目立て専門職の誕生時期」について、新資料である「近世職人尽絵巻」の中に描かれた目立てをする職人絵の発見や他の資料の収集によって、本稿でかなり解明できたのではないかと思っています。

 現在は目立て屋さん、所謂「鋸目立て専門職」はすっかり衰退し、東京でもほんの僅かな人数しかいなくなりました。これも時代の流れで致し方ないことなのでしょう。ともあれ、本稿を読んだ人達が、この問題についてさらに論述展開を深めて戴けたら本望で、深甚の喜びとするところです。

 この本稿も当店の「道具の歴史」欄に掲載し、大工道具関係の基礎資料として後世に残して行きたいと思います。



   平成22年9月吉日
   有限会社 スズキ金物店
     代表取締役 鈴木 俊昭





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